cinnamon
クスノキ科の常緑樹

シナモンはセイロンシナモンとカシアの2種類があり、紅茶や焼き菓子などには柑橘系の上品な甘い芳香の「セイロンシナモン」がお薦めです。皆さんご存知のシナモンスティクがこれにあたります。
一方、カレーやチャイなど刺激的なお料理には「カシヤ(桂皮)」と言われる種のシナモンが使われます。
セイロンシナモンに比べ渋みや収れん性を感じますが、シナモン独特のパンチを感じられるのがカシアなのです。

シナモン・カシヤ(桂皮)の成分
シナミックアルデヒド、オイゲノール、ピネン、フェランドレン、クミンアルデヒド、リナロール...etc

シナモン・カシヤ(桂皮)の効能(シナモン・カシヤの薬理効果・健康効果)
血の巡りを良くして内蔵を温めると言われているシナモンは、腎に働きかけて元気を補ってくれるので、強壮効果や疲労回復効果があると言われています。また、月経不順やPMS(月経前症候群)、更年期障害なでの婦人科系疾患にお悩みの方にお薦めのスパイスとされています。
インドでは、腹痛や下痢の治療薬として、また和漢薬として発熱、嘔吐にも利用されています。

シナモン・カシヤ(桂皮)の香りと特徴
皆さんがご存知のシナモンスティックは「セイロンシナモン」と言われスリランカや西インド諸島で収穫されます。柑橘系の上品で爽やかな甘い香りが特徴で、お菓子や飲み物などの香り付けに広く利用されています。
一方、スーパーで売られているパウダー状のシナモンは、カシアと言う種類で、中国やベトナムが産地です。原型は樹木の皮そのもの(写真)、一般的にあまり流通していないので、初めて見る方も多いかもしれません。セイロンシナモンに比べて甘く濃厚な強い香りを持ち、まさに「八つ橋」の香りそのもの、若干の渋みと収れん性が感じられ上品さにかけると評価されています。
日本では、ホールとしてはスティック状のセイロンシナモンが良く知られていますが、香りは八つ橋のカシアがお馴染みです。 どちらも成分が類似しており、「シナモン」として流通していますが、実は違う樹木から採れるスパイスで香りにも若干の違いがあるので、上手に使い分けるとよいでしょう。

シナモン・カシヤ(桂皮)と相性の良い食材
シナモンの甘い香りは、お菓子やドリンク、果物と相性が抜群です。臭み消しに効果的なオイゲノールを成分に含んでおり、甘いものだけでなく豚肉などに使用すると深みのある良い香りと味が楽しめます。トマトケチャップやソースの原料としても利用されているシナモン、カレーやハンバーグにもお薦めです。 その他、リンゴやバナナ、コーヒー、紅茶、赤ワインとも相性抜群。カトルエピスや五香(ウーシャン)、ガラムマサラなどのブレンドスパイスの主要構成成分として世界的に愛されているスパイスです。

*注意事項
近年、シナモンの香り成分の1つであるクマリンという物質を過剰に摂取することにより、肝障害が誘発されるとの報告がでています。 ドイツでは、ドイツ連邦リスクアセスメント研究所(BfR)が、耐容一日摂取量(人が一生涯にわたり摂取しても健康への影響上問題ないとされる一日当たりの摂取量)を、体重1キログラム当たり0.1ミリグラムに定め、注意喚起をしています。
スパイスに限らず、健康効果が高いと言われる食品でも、1つの種類を集中的に、また偏って食べることは避けましょう。 バランスの良い食事が一番です!
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